アルゼンチン紀行 <その3>

3日目: 今朝は8 時の出発です。前日訪れたCIPSA社の契約養蜂家、マウリシオ氏に会う予定になっています。養蜂場は、ブエノスアイレスから南に約200KmのRanchos地区にあります。周辺はアルファルファ畑に囲まれていました。世界有数の肉牛生産国、アルゼンチンでは最高の牧草となるアルファルフアが、至るところで育てられています。養蜂家としては、これは大変恵まれた環境です。蜜源に囲まれているようなものですから!

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 <アルファルファの花が無尽蔵にある>

ヒマワリ2.JPG

<見渡す限りのヒマワリも蜜の元>

 マウリシオ氏は「定置養蜂」で巣箱を移動せず、一定の場所で採蜜を行います。巣箱の中で時間をかけることで完全に熟成された、糖度の高いハチミツが採集できるのです。日本ではとてもまねできない様な、地平線が見えるほど広大な土地と圧倒される蜜源植物の豊富さ。ミツバチにとってはこの上ない環境です。ミツバチはイタリアンビーです。とても穏やかなミツバチで生産性も高く、アルゼンチンではほとんどこの品種を使用しているそうです。

マウリシオ氏と.JPG

<マウリシオ氏と>

 採集法以外にも、日本と異なる点がいくつもありました。日本では、現場で遠心分離機を使い採蜜しますが、アルゼンチンでは巣箱から蜜の貯まった巣枠だけを取り上げ、自社工場に持ち帰り、蜜ふたを電機カッターで切り、大型の遠心分離機で効率よく蜜を搾ります何と1 回に120 枚(!)もの巣枠から採集します。マウリシオ氏の養蜂場では、400 群(箱)のミツバチを飼育し、年間20 トンものはちみつを採集します。

 契約養蜂場.JPG

<スケールの大きさにたじたじ。延々と並ぶ、養蜂箱>

 

 また驚くほど機械化が進んでおり、大量のはちみつを採集するための対応が充分に施されているとの印象でした。採集されたハチミツは1000 ミクロンの網目で濾過だけを行い、ドラム充填しCIPSA社へ送られます。添加物などは一切ありません。そして養蜂家毎に番号を付けられたドラム缶を、昨日の工程に従って商品にしていくのです。

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<大型の蜜箱蓋カッター>

 

親子と.JPG

<親子>

 マウリシオ氏には、後を継ぐ息子さんがいらっしゃいました。今後も親子そろって事業を拡大し、高品質のはちみつを世界中に提供していく計画だそうです。

 地球の裏側、アルゼンチンの養蜂現場は、長い間日本の養蜂だけを観てきた私にとって驚くことばかりでした。知識としては、私も知っていたつもりですが、今回の訪問でそのスケールの大きさの数々を肌で感じました...。尽きることの無い花々等、日本の養蜂家から見ると「パラダイス」と言えるほどの、圧倒的に恵まれた環境の違いがあるのもまた事実ですが、その技術と管理も予想以上に先進的であり、ミツバチに優しく、無駄と無理をさせない養蜂でした。ミツバチからの贈り物は日本、外国に関係なくありがたいものです。

今回、駆け足の三日間とはいえ、生産現場~工場の加工工程まで見学することができ、アルゼンチン産ハチミツの安全性をこの目で確認できました。お客様へ安全と安心をお届けすることが私(山田はちみつ)の努めです。これから日本でもご紹介していく、この"アルゼンチン産はちみつ"。ご期待下さい。

有)山田養蜂場 代表取締役 山田雄一

http://hachimitsu.shop-pro.jp/?pid=27308907

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<ブエノスアイレス空港>

朝10時着。丁度地球の裏側にある日本との時差は12時間です

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<ブエノスアイレス市内 フロリダ通り>

夜は出店で一杯でした。

 

 

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<ランチの定番、エンパナーダス>

餃子のような形をした軽食で、様々な食材を小麦粉で出来た皮で包んだ物を、オーブンで焼いたり、油で揚げたものです。中に、牛肉やチーズが入っています。

 

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<ステーキ!>
アルゼンチンといえば、こいつは外せないですよね~。

 

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<マテ茶に挑戦>

養蜂家のお宅でマテ茶を戴きました。

美味しかった(ちょっと予想以上に味が濃く、ボクとしては出がらしが良かった)

 

アルゼンチン紀行 <その2>

2日目: 朝7時にブエノスアイレスを出発し、西へ350km移動しました。今日の訪問地は、アルゼンチンを代表するCIPSA社の工場です。聞けば、同社の契約養蜂家の数は700人! 全員が政府機関"SENASA(農畜食糧品質管理センター)"に登録した養蜂かであり、それぞれにRENAPAとよばれる管理番号をつけられています。出荷されるハチミツのドラムには、各自のRENAPAが印刷され、CIPSA社に入荷された段階でドラム毎の受入日、採集地域、生産者名、検査データがバーコードシステムで登録・管理されるしくみとなっていました。このシステムなら、遠く地球の裏側で造られたアルゼンチン蜜でも「いつ」「どこで」「誰が」作ったかフォローすることができます!

 

工場責任者.JPG

CIP社にて


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検査工程をじっくり拝見しました

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RENAPA管理によるトレーサビリティー!

 

次回は、いよいよ養蜂の現場に向かいます。

アルゼンチン紀行 <その1>

2011年1月31日~2月6日まで、

はるか地球の裏側、アルゼンチンのはちみつ産地を訪ねて参りました!

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長年、"国産"にこだわってきた有)山田養蜂場ですが、残念なことに、お客様の要望に見合うだけの量を国産だけでまかなうのが困難になってきました。そして大きな決断の元、昨年から輸入はちみつも取り扱いはじめました。

 輸入はちみつ、といえば真っ先に"中国産"を思い浮かべる方が多いと思いますが、当社で選んだ輸入先はアルゼンチンです。なぜ、この産地を選んだかはおいおい、お話するとして、どこの産地にしろ、その安全性・品質については自らの目で確かめなくては気が済みません! 今年度の本格的商品化に向けて、現地の様子を見て参りましたので、このブログでも皆さんにお伝えできればと考えています。

 まずは初日の様子からのご報告です。

 

1日目: 午前9時に、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに到着ました。よく地球の裏側に、、、、という言葉を聞きますが、ここは本当に裏側です(笑)。長~い空の旅行を終え、やっとたどり着いた異国ですが、ついて早々、商談に向かいました。
 同行者は国内はちみつ問屋さん、購買さん、商社さん、そして現地通訳の5名です。まずは、先の商社のご紹介でブエノスアイレス市内のはちみつ専門店をたずねました。はちみつ店、といってもアルゼンチンでは小売り店はほとんどなく、このお店も全て輸出していると聞きました。
 出迎えてくれたのは、何と御歳92歳(!)のサモエル氏です(写真)。お店自体も100年以上続いている老舗だそうです。いつまでも元気で働いているのも、はちみつの恩恵でしょうか。

(写真左から 山田、サムエル氏のひ孫さん、サムエル氏、奥様)
はちみつ屋s.jpg 

 午後3時には、二件目の訪問。アルゼンチン全土のはちみつを集め、供給してくれるサプライヤーに伺い、翌日の産地訪問の打合せを行いました。いよいよ明日は、待ちに待った産地訪問です。大都会のブエノスアイレスを離れ、どんな産地が待っているのでしょう。次回は、産地訪問の様子をレポートします。お楽しみに!

有)山田養蜂場 代表取締役 山田雄一

バレンタインデーにチョコハニー

バレンタインデー。皆さん、どうお過ごしでしたか?

我が家は幼い娘が一人いるんですが、週末から友達同士で集まって熱心に「友チョコ」に「本命チョコ」の手造りしてました。ちなみに、父親の僕にも手造り(本命の試作品)に加え、市販のチョコもくれました。いやいや、女の子だね。

 

ところで、2月のマンスリーハニーでご紹介した「チョコレートハニー」を、朝食のホットケーキに使ってみました! 市販のチョコレートシロップとは比較にならない、濃厚な美味しさ♪ 成分表示を見たら、洋酒も少々入っているようです。大人の味!? でも子どもたちも喜んで食べてました。 hotcake01.jpg

 

hotcake02.jpg

<<マンスリーハニー>>

2月と言えば、、、、そう! バレンタインデーですね。

今月のマンスリーハニーはなんと、有)山田養蜂場完全オリジナルの『チョコレートハニー』です! バレンタインの甘ーいプレゼントに使えそうですよ。

それから、女の子たちを中心に大流行のチョコレートファンデュにもいかが。ホテルなどでも人気メニューの一つですし、最近はチョコレートフォンデュ用の専用の鍋を販売しているお店も多くなりました。山田さんの厳選したはちみつを、たっぷり使ったチョコレートハニーは、耐熱容器に入れて、電子レンジで温めるだけで、美味しいフォンデューに早変わりです。つけて食べるのは、ビスケット、マシュマロ、カステラ。それにバナナやイチゴ等もいいかも!?

チョコs.jpg

山田養蜂場のオリジナル『チョコレートハニー』。

ホットケーキ、トースト、ビスケットなどにもどうぞ。

チョコフォンデュs.jpg

チョコレートフォンデュにぴったり!

バナナなんかつけて食べたいですねー。

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 マンスリーハニーでは、毎月、全国各地の『旬の』ハチミツ、しかも美味しくて味&香りの良いものを山田社長自らが厳選し、自信を持ってお届けするものです。数に限りがあるので、お早めにご注文ください!

ご注文は、山田はちみつまでお問い合わせ下さい

フリーダイヤル 0120-118ー341

(お電話の際は「ブログ見ました」とお伝えください)

「つくば良い品」ショップでもお求めになれます  。

アルゼンチンに行って参ります!

あけましておめでとうございます。

 有)山田養蜂場、山田はちみつ代表の山田雄一です。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
 さて、今年は年初から、ビッグな目標があります。それは、地球の裏側、 アルゼンチンのハチミツ産地を訪問し、その現場をこの目で確かめて来ることです。

 昨年、初めて「マンスリーハニー」でご紹介し、年間約60トンを販売いたしましたアルゼンチン産ハチミツ。 「国産はちみつ」にこだわって、これまで商品をお届してきた山田はちみつですが、今後、国産はちみつがますます少なくなって行くことを見越し、今後は国産に限らず、安全・安心で品質の優れたハチミツを開発し、て販売していく予定でおります。

 そのために、まずはこのアルゼンチン産はちみつのルーツを、"この目で"確かめたい! 遠く離れた南米の地で、どのような採集現場、品質の管理を通ってはるばす日本までやってくるのか? その工程すべてを、確認してくる予定です。
  
まだまだ一般には国産嗜好が強いとは思いますが、外国のはちみつでも「安全でおいしい」ことがご理解いただければ商品としてご対応できるものと信じています。
 
1月末から、1週間の旅程で視察に行って参ります。

帰国後の報告を、ぜひお楽しみに!!

セイヨウミツバチとニホンミツバチ

 ミツバチはなぜ、養蜂場を出て勝手に他の場所で巣を作り始めないのでしょうか? そんなに巣箱って、居心地良いのでしょうか? 実は、有)山田養蜂場はじめ、多くの養蜂場では、在来のニホンミツバチではなく、海外から輸入されたセイヨウミツバチを飼っています。欧米では、古くからミツバチを飼いならして、野生のハチより繁殖力が強く、沢山のミツを集めてくれるミツバチに改良してきました。日本TVの鉄腕DASH! でも最近紹介されたように、在来のニホンミツバチを使い生産者もごくわずかには存在していますが、日本の養蜂業のほとんどがこのセイヨウミツバチに働いてもらっています。人間のために品種改良された家畜や乳牛と同じですね。集める花蜜は、同じ日本の花のものですから、味わいに違いはありません。
 外国からきた生物というと、元々日本にいる在来ミツバチに悪い影響を与えるのではと心配する方もいらっしゃるかも知れません。養蜂場を飛び出して外の世界で巣作りするハチもいないことはないのでしょうが、どうも日本の自然環境では生き残れないようです。というのは、山田さんの話では、『家にハチが巣を作っちゃったので退治して欲しい」という電話をたまにもらって、様子を見に行くのですが、それは必ずニホンミツバチなのだそうです。「たぶん天敵のスズメバチに弱いのでは。うちの巣箱でも、秋には沢山のスズメバチがトラップにかかりますから。」とのお話でした。不思議ですね。でも本当は、山田さんちの巣箱が居心地が良いので、他にいかないのでは、と私は思いますが。

ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違い。

ご興味のある方、以下のリンク等、色々と紹介されてますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

http://www.geocities.jp/kazuhati31/tigai.htm
http://homepage3.nifty.com/jhb/seiyou.htm

 

セイヨウミツバチ.jpg

12月のハチミツは『もちの木』です!

<<マンスリーハニー>>

12月は岐阜産の「もちの木蜜」のご紹介です。

こ、これはハッキリ言って、今までのハチミツとは全く別物の、美味しさです!

 名前の通り(?)、ねばり気が多くて本当に"もっちもちした"ハチミツなんです。 "えええっ?"って感じです。今まで試した数多くのハチミツと比べても、格段にねばり気があって、まるで水アメみたいです。 それでいて口の中でとろけてふわーんとした花の香りが漂うんです。実に、不思議な味わいです。これは、ぜひ、一度お試しいただきたい味ですね。

 で、、、"もちの木"って、どんな木か、ご存じでしたか?

モチノキ科の常緑樹で、暖かい地方で多い木で、雌雄異株、つまりオスメスがあるみたいです。雌の木は、かわいい、小さな白い花をつけるそうです。

そして、この木の皮から、あのトリモチを作るんでっすって! もっちもちなのは、花蜜だけじゃなかったんですね。一度食べたら決して忘れられない、不思議な木です。

 もちの木.jpg

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ミツバチとイチゴの良い関係

11月。ミツバチが忙しい季節がやってきました!!

はて? 何で今頃?と思われるかも知れませんね。

実は、ミツバチには『蜜を集める』のとは別に、『花粉を媒介する』という、とても大切な役割があるんです。そして、これからの季節といえば、イチゴなんです。

イチゴの花s.jpg

ハウス栽培のイチゴは、クリスマスに備えて、また春のいちご狩りシーズンに備え、今から準備が大忙し。人の手で花粉をつけて受粉させることもありますが、やっぱり自然が一番。ミツバチによる花粉の交配は奇形もなく、形の良い美味しいイチゴが採れるのだそうです。

そして茨城県は、イチゴの大産地。有)山田養蜂場のミツバチ達は、このシーズン、筑西市(旧下館地区)、行方市(旧玉造町)、小見玉市(旧美野里町)、龍ヶ崎市の県内各地に『出張』し、県内のイチゴ栽培に一役かっています。皆さんも、今度いちご狩りに行った時、ハウスの隅にひっそり置かれたミツバチの巣箱を探してみてください。楽しみがまた一つ増えますね。

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ちなみに、、、イチゴの花には全く「ミツ」は無く、花粉が少しあるだけなのだそうです。美味しそうな気がするのに残念(?)

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11月のハチミツは、『エゴの木』です!

<<マンスリーハニー>>

11月は秋田産の「エゴの木蜜」のご紹介です。

エゴの木(エゴノキ科・エゴノキ属)は九州から北海道まで全国に分布する落葉の小高木です。かわいい白い花が枝一杯に咲くことから、庭木として使われることも増えている木ですね。果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことから「えごの木」と名付けられたそうですが(!)、試してみると、とろ~り感があって意外と食べやすく、後味が良い蜜です。

今までご紹介した、他の木に咲く花の蜜に比べ、とっても、とっても濃厚な、蜜らし~い香りがします。
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山田さんによれば、つくば市内の開花時期は5月GW前後だそうです。 注意していると白くてかわいい花を枝いっぱいに付けている様子を、市内でも見えるそうです。これはぜひ、来年はチェックしなくては。

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店舗紹介

(有)山田養蜂場
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住 所 つくば市高須賀145
電 話 029-847-7842

コンシェルジュ紹介

龍太郎
龍太郎

美味しいものを求めて、日本全国、世界各国を歩き回ってます。
その土地で「最高の味」に出会うと、本当に幸せな気持ちになりますね。
このブログでは、生産者の『思い』と一緒に『美味しさの秘密』をお届けしたいと思います。

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